2009年9月28日月曜日

割り切り 金曜日の夜

せっかくの金曜日なのに、アフターファイブに予定もなく定時帰社する私。街中で大勢のカップルが楽しそうに手をつないで歩いている。
もうすぐ30にもなるのに何やってんだろ。彼氏もいない私はついため息をついてしまう。
電車で一時間。自宅の最寄り駅に到着。時刻は19時を過ぎ、近くのコンビニへ足が向かっていた。
その時、携帯電話が鳴った。相手は会社の取引先の川村さんだった。
珍しいこともあるもんだと思いながら電話に出た。
「今、吉井さんの家の近くまで来てるんだ。これからメシでも付き合ってくれないかな?」
川村さんは4つ年上で私にとっては兄のような存在。
愚痴や悩み事も気やすく話せる唯一の人だった。秘かに恋心を寄せた時期もあったが、彼には家庭がある。
お互い電話番号は知っているのに連絡を取り合うことは一度もなかった。
突然の誘いに胸が高鳴る。
「急に誘っちゃってゴメンな。吉井さん来てくれてよかったよ。」
「私、予定なかったんで…こちらこそ川村さんに誘っていただけるなんて夢みたい。」
駅の近くにあるイタリアンレストランへ向かった。
川村さんと二人きりで会うのは初めてで、いつもとは違う緊張感があった。
それでもワインを飲んだからか、いつの間にかそんな事も忘れていた。
食事を済ませ、店を出た。このまま駅でサヨナラなんだろうなぁ…。
「今から吉井さんの家へ行ってみたいな。」
気持ちを見透かされているような気がして不安になった。
「川村さん酔っぱらってるんでしょ。」私は笑ってごまかす。
「…そうだよな。吉井さんの彼氏が心配しちゃうもんな。」川村さんは笑った。
「私、彼氏なんかいません。知ってるくせに。まだ時間も早いしお茶くらいなら出しますよ。」
川村さんの驚いた顔。思わず吹き出してしまった。
「ご馳走になったんで今日は特別。」
部屋に着き、川村さんをソファに座らせ、コーヒーを用意した。
ソファは二人座れる大きさだけど、私は床の上に座ってコーヒーを一口含んだ。
「俺、ソファ占領しちゃってたな。こっち座っていいよ。」
ソファの左側を指差して、彼は少し右側に寄った。
意識してると思われるのも何だかしゃくにさわるから、私は川村さんの言うとおりに左隣へ座った。
お互いの肩が触れる寸前の距離。すでに触れているんだろうか。私の右肩がじわじわ温かくなる。会話が途切れて沈黙が続く。そして…
川村さんは私の肩を抱きよせて軽くキスをした。
「吉井さんに彼氏がいないなんて信じられないよ。こんなにカワイイのに。」そうささやく彼の声は男の色気を感じさせた。
期待してないわけじゃない。私だって女として愛されたい願望はある。欲望との葛藤。
「川村さん、やっぱり酔ってるのね。そろそろ帰った方が…」
「ワイン一杯で酔うわけないだろ。本気だよ。吉井さんが欲しいんだ。」力強く抱きしめられて気が遠くなる。
私はソファの背もたれにもたれかかってしまった。私の首筋にキス。首に感じる彼の唇と舌の感触。アタシ感じちゃってる。もう我慢できないかも。
背中を反り曲げ目を閉じ天井の方へ顔を上げる。もっとキスして。触って。無言の要求をした。
唇の中へ舌が入ってきた。私は彼の体に腕をからませながら舌も激しくからませた。
彼は私のブラウスのボタンをひとつずつ外す。ひとつ外す度に、私の乳房をそっとなでる。ゆっくり時間をかけてブラウスを脱がせた。
私の上半身はブラジャー1枚だけ。川村さんの前で、こんな姿になるなんて。
ブラジャーの上から手のひらで乳房をまさぐり指で乳首を転がす。私の左乳房を口でパクッとくわえる。
直に触られているわけじゃないのに何でこんなに感じるんだろう。
「こっちにおいで。」彼は両脚を広げ、股の間に座るよう私に言った。
私を後ろから抱きかかえブラジャーのホックをはずす。
ブラジャーを脱がすこともなくブラの肩ひもが両肩にかかっている状態でブラの中へ手を突っ込む。両乳房を両てのひらで、わしづかみにして
そのままグルグルと大きく円を描くように強く乳房をこねまわした。こねまわしながら指を一本立てて両方の乳首を同時に刺激する。押したり転がしたりつまん だり。
ブラジャーは少しずつズリ落ちていく。ブラの肩ひもは腕に通ったまま、私の乳房があらわになった。
丸出しにされた私の乳房を川村さんは、さらに激しく揉みしごいた。腕からブラジャーをもぎ取り、さらにそれは続く。
「あっ…あぁん…」恥ずかしい。声が出ちゃう。
「可愛い声だね。もっと聞かせて。」
彼は私のスカートをウエストの位置までまくりあげる。スカートによっておさえつけられていた私の太腿がだらしなく広がった。
ストッキングの上から、私のパンティを触る。指でアソコの部分を押しながら「もう濡れてる。まだここは触ってないのに変だなぁ。」とつぶやく。
ストッキングとスカートをスルスルと脱がせ、パンティの上から私をいじくる。
「うぅっ…あんっ…川村さんのイジワルぅ…あんッあんッ…」
私をソファから立ち上がらせ、パンティをひきずりおろしてベッドになだれ込む。私は仰向けになり、全裸になった彼と肌を合わせた。
私たちは互いを激しく愛し始めた。ディープキスをしながら彼の手が私の下の方へ伸びた。クリトリスからアソコのまわりのびらびらした部分までを指で上下に こする。
そして私の中へ指を挿入。私はピクンと反応した。ゆっくり指を出したり入れたりしながら、彼の顔が私のアソコに近づいてゆく。
「いやん…そこは…」あん…川村さんが舐めてる。
ピチャピチャ、クチュクチュと音が聞こえる。
「か、川村さん…あたしイッちゃいそ…っつ…ああん…ああっ…」
川村さんは私の上にかぶさり、乳房をもみだした。
「あっああーん、あんあっ…早く来て」私は熱くなってるアソコに早く…彼の固いものでかき回されたかった。
私の声に耳を貸さず、乳首をベロベロ舐めだした。
「川村さん…」私は腰を浮かせて自分のアソコを彼の股間にこすりつけた。
「早くぅ…」欲しくて欲しくてたまらない…
「吉井さん、して欲しいことがあるなら言ってくれなきゃわからないよ。」
「川村さんのアレちょうだい…入れて…」
「アレってなあに?」私に言わせたくて意地悪な聞き方。
「川村さんの…お…おチンチンをあたしにぶちこんで。ぐちゃぐちゃにして。」
「よし。おりこうさんだ。」
川村さんの固くなったおチンチンが、あたしの中に勢いよく入った。
体の中を電流が走ったような衝撃。
「川村さん…川村さんの…おっきいよぉ…気持ちイイよぉ…もっともっと奥まで入れて…」
「俺だっていきそうだよ。吉井さん。もう我慢できないよ。」彼の腰の動きが強くなってきた。
「ぁああーイイッすごくイイッ!壊れちゃいそう…ああん…ああ…あん」彼の固いおチンチンが私の中で動き回る。奥に突かれる度に、私は大きな喘ぎ声を出し た。
彼は、突きながら私の口を塞ぐかのように唇に唇を押しあててディープキスを始めた。
舌をからませる快感とアソコの中を突かれ、かき回される快感が同時に襲いかかる。
「あっあはーんあんっあんっ…あっあっあーん…あんあんっ…もうだめぇ…イッちゃうぅ…いっちゃうよぉ…あっ…あ…」
激しい息づかい。彼の背中をギュッと抱きしめながら、私たちは果てた。
「今日の吉井さん色っぽかった。会社にいる時とは全然違う顔だったよ。」
帰り支度を始めている彼の背中に抱きついて、私は乳房を擦りつけた。
「吉井さん、まだ体が火照ってるみたいだね。今日はもう遅いから。」振り返り私の乳首をチュンチュンと指で押した。
「川村さん、すごくよかった。まだあたし感じてるみたい。」
「また今度な。」そう言って彼は私の家を後にした。
私は抱かれたままの姿で熱くなった体を冷ますかのように、そのまま眠りについた。

朝から雑務に追われ慌ただしい週明け。あの夜の出来事が夢だったように思える。
そのうち川村さんは会社に顔を出しにやって来るだろう。私どんな顔で会えばいいんだろう。
川村さんの事を考えるだけで私の下の方が熱くなってくる。

刺激的な大人の夜だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿